手口はケネディ大統領暗殺と同じ。まさか動機も?
2024年アメリカ大統領選挙の民主党候補の大本命であるロバート・ケネディ・ジュニア氏は、叔父であるジョン・F・ケネディ元大統領の殺害にCIAが関与していたという説を支持しており、その証拠は “圧倒的 “であると日頃から主張している。
本拠地をワシントンDCとする政治専門紙「ザ・ヒル」は、BLOG BRIEFING ROOM(新聞の読者コーナーと同様に、自紙の意見をブログに語らせるコーナー)に、「Robert Kennedy Jr. sees ‘overwhelming evidence’ CIA involved in JFK assassination」という記事を掲載した。記事によると、ニューヨークのラジオ局WABC770ジョン・カツィマティディス(John Catsimatidis、レッド アップル グループのCEO)の番組(全米に配信される「The Cats Roundtable」)において
(ロバート・)ケネディ・ジュニアは(5月7日)、日曜日のインタビューで、1963年11月に叔父が殺されたのは、彼がベトナムへの米軍投入を拒否したことと関係があると示唆した。(The Hill、2023年5月8日)
安倍総理が殺されなければならなかった理由
それは2022年7月8日金曜の午前中だったため、夕方には様々な憶測が飛び交ったが、奈良県警は早々に「原因」を突き止めた。 私がYouTube上にアップされた当日のヘリ映像に気がついたのは、2022年8月16日だった。ドクターパパさんのYouTube動画も消されている。サンワシティ西大寺の屋上。作業着ではなく、事務系のきちんとした格好の人たちが見えた。捜査かとも思ったがそのようにも見えなかった。これから逃げようとする人が怪しい格好をするわけがない。あの映像が実際はどうだったのか、分からないが、下記YouTube動画による検証は分かりやすいので、ご覧いただければと思う。
以下、文字起こしさせていただきました。ご覧の皆様どうぞYouTube主・岩上様にご寄付をお願い致します。それから間違っているところはどうぞ教えて下さい。
YouTube動画「【ハイライト】安倍元総理殺害テロ事件 犯人は山上容疑者ではない!?~岩上安身による 元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー」(Movie Iwj、2023年4月13日、収録日 2023年4月10日)
岩上安身氏 ウクライナ紛争とも無関係ではない!? 安倍元総理銃撃テロ・殺害事件の実行犯は山上容疑者ではない!?
孫崎享氏 あのね、私はいろいろ、この奈良の県立医科大学附属病院での記者会見というのは、これは
岩上安身氏 搬送された先の病院の先生ですよね。
孫崎享氏 そうなんですよ。それで、七月の八日なんですよね。それで、もう、その日にやってるわけ。で、その日にやってるから、この映像を最初に見た人はみんな、あの……、安倍さんが生きているかどうかなんですよ。
岩上安身氏 まあ、それを早く知りたいと。
孫崎享氏 うん、安倍さんがいつ死んだんですかと。それから、どういう治療をしたんですかと、ここに集中してるわけね。
岩上安身氏 あ、質問がね
孫崎享氏 うん、質問が集中
岩上安身氏 記者の関心とか、世間の関心がね
孫崎享氏 だから彼がいろんなことを言ってるんだけれども、それと、あの銃殺事件とは結びつけてないの。
岩上安身氏 なるほど。銃殺事件のその直後の世間それから記者の関心と、それから当然医者として色々なことを説明している、そのフォーカスされている部分と、フォーカスされなかった部分の説明を今改めて見ると
孫崎享氏 そういうこと、そういうこと。
岩上安身氏 先生がですよね。4月5日、だからこれ、新しいツイートですよね。(Twitterのリンクなしで申し訳ありません、4月10日までなら遡れたのですが……。上記YouTube動画内の画面をご覧下さい。)
私註:↑孫崎享氏がなぜ、今年4月になって発言したのか、その理由は:「東大名誉教授や自民党関係者、評論家、米国人などから直接、仄聞で山上被告の銃ではない可能性を聞き、そしてツイッター等での書き込み・映像紹介を見て核心度合いを深めてきて、ようやく発言できる段階に来たというところです。」(孫崎享氏) 2023年4月13日
孫崎享氏 改めて見る説明っていうのはね、銃創が二つ、で首の前、首のこの前の方ですね、鎖骨の鎖骨の上という言葉は言ったかどうかわからない、まあ鎖骨の、鎖骨の上ですね。
孫崎享氏 それで間隔が五センチぐらいで、もう一つここにあのツイートで、ツイート短いからあれなんだけど、やや右なんですね。この真ん中よりもやや右っていうことを言ったんですね。でそれで、これを頭に入れて、さっきのところに行きましょう。
岩上安身氏 なるほど銃創は二つあって前の方にある。
孫崎享氏 その次行きましょうか。
岩上安身氏 はい。ま、これ、安倍さんがここの辺りに立っていた、で山上容疑者はこちらの方、だから、こっち側を前にして、後ろから背後からっていうことです
孫崎享氏 だから。立ってるところへ行きましょう、はい、はい、で、これが立ってるところなんですね。で山上さんが、まあ後ろから撃ってくるわけですね。で安倍さんがこういるわけですね。で、これの後ろに山上が来るわけですよね。それで、一発でバーンという音がする。でこの時にはこういう、(写真が次のものに変わる)ちょっとこれまただ、一発目バーンっていった時にはこういう形でいるわ。で、それで後ろから来るわけだから、ここには当たらないの。
岩上安身氏 当たるわけないですね。それそうですね。
孫崎享氏 そうでしょ。
岩上安身氏 それだったらば、背後からあって、貫通したとか
孫崎享氏 むしろ背後にはないと言ってるの。
岩上安身氏 ああ、背後にはない、銃創は背後にはない。
孫崎享氏 銃創は背後にはない。
岩上安身氏 ここから貫通したことはない。
孫崎享氏 ない。
岩上安身氏 前から銃で
孫崎享氏 前から二つあるけれども、後ろには銃創はないと言っている
岩上安身氏 ということは、そこの弾丸というのは、止まっているということですね。体内に止まったという
孫崎享氏 いや それはね、もうちょっと言うと、この二つのうちどうなっているかというと、一つは、あの心臓に行くんです。で、その心臓に行った弾がどうなっているかはわからない。もう一発は、あの、このね、こっちから入って、今度、今度は右ですよね。 左の肩から出てるって言ってるんです。
岩上安身氏 右から入って左の肩から出てる。貫通してるんですね。
孫崎享氏 そう! まずね、後ろ一発目、後ろから来てるわけだから関係ない。で、二発目は、彼(安倍元総理)はこういう感じですよね。
岩上安身氏 振り返った。
孫崎享氏 こういう感じで振り返ってるんですね。そうするとこれですね。この
岩上安身氏 (モニターの写真が次の場面に変わった)この画、先生、見て
孫崎享氏 この辺はね、 この辺は、後ろに回ってないんですよ、回りきってない。
岩上安身氏 回りきってない、右肩が残ってる。
孫崎享氏 (画面を見て)ああ、残ってる。うん。ということだから、二発目も当たってないんですよ。
岩上安身氏 うん
孫崎享氏 もうこれはね、議論の余地がないの。だから山上が殺したんではないの。
岩上安身氏 はい。
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岩上安身氏 (2月)27日安倍総理はフジテレビ日曜報道ザプライムに出演したと、ここでの発言には注目必要だと
孫崎享氏 このフジテレビで、2月24日の、
岩上安身氏 27日
孫崎享氏 あ、27日ね、日曜報道特集で言ってるんだけれども、
岩上安身氏 ああ…はい
孫崎享氏 これはね、その当時は、ほとんど注目されてないんですよ。
孫崎享氏 それで今もう一回、見ていくと、何を言ってるかというと、要するにプーチンは、自分はプーチンといろいろ話してると。そうすると、NATOの拡大の問題、
岩上安身氏 東方拡大の問題
孫崎享氏 東方の拡大の問題と、それから、あー、えー、ウクライナの東部、これの問題であると。そしてね、さらにね、彼、これ(フリップは)細かくないんだけど、さらに彼は、言ったらどういうことが、言ったのかというと、コソボと、それからボスニア・ヘルツェゴビナのあの論理を、プーチンは使おうとしてる、と、ここまで言ったんですよ。 だからね、このね、2月の27日の段階で、ウクライナ問題をコソボと結びつけてる人ってのは、いないんですよ、ほとんど。 で、コソボっていうのはどういうことかというと説明すると、コソボは独立をしようとしました。
岩上安身氏 ユーゴスラビア、はい、ですね、はいはい
孫崎享氏 しかし力がなかった。力がなかったから、セルビアに抑えられた。これを良しとせずに、NATO諸国がセルビアを攻撃したわけですね。
岩上安身氏 セルビアっていうのは、非常にロシアと近くて、民族的にも近い。そういう親近感もあって、で、とても親露的で、ここのミロシェビッチっていうのがいるんですけど、これが、いわば脅威の、狂気の独裁者扱いされて、今のキャンペーンですよね。プーチンが、あの、いずれ、あの、法廷に立たせてやるというような言い方してるそのミロシビッチを、懲悪と見立てる全世界キャンペーンが行われて、
孫崎享氏 そう、そう
岩上安身氏 日本もですよ。それで、ものすごいコソボ空爆が始まるわけですよね。
孫崎享氏 うん、それで、コソボを空爆した。ここで今、今ね、日本の中で言われている論理と全く違うことは、武力でもって現状変更していけないと、これが日本のセリフなんですね。
岩上安身氏 今ね、今はね。
孫崎享氏 ところが、うん、コソボの時には、武力でもって、現状変更したんです
岩上安身氏 うんうん、そうですよね。もう都合がいいったらありゃしないですよね。
孫崎享氏 それを、ね、その論理が、コソボを、コソボに武力、NATOがやって独立させたんなら、その論理では、当然ウクライナ問題に適用(私註:ウクライナ東部の独立)されてもいいでしょうと、ということを安倍さんが言ってるわけ。
岩上安身氏 すごいあのリベラルな、すごいクレバーな話ですよ。
孫崎享氏 そうよ。だからね、
岩上安身氏 この論理の筋が合ってるって。とても安倍さんと思えないくらいです。
孫崎享氏 この当時、これだけ、コソボ問題……あの、あの、ウクライナ問題の本質を述べてる人がいないんだよ。それでここでね、その時キャンペーンは、領土的野心ということで、日本にずっと言われています。
岩上安身氏 今もずっと言ってますよね。
孫崎享氏 ところが、領土的野心というものではなくて、ロシアの防衛、安全保障という観点から行動を起こした、と解説してるんですよ。
岩上安身氏 びっくりしてしまいますね。
孫崎享氏 岩上さんが言うことと同じことが
岩上安身氏 そうそう これ、そうですね
孫崎享氏 この時点で、岩上さんよりもはるかに正確に喋ってる。
岩上安身氏 いや僕が付け加えるとしたら、あの、ウクライナにいるね、ロシア系住民の保護というですね、大義名分があった。人道的に、 観点から介入したと、ロシアはもっとそれを大きく言えばいいのに、ロシアはプロパガンダがめっちゃ下手だからね、まあそれぐらいですよ。でも、ここで言っていることに異議はないです、私。
孫崎享氏 そうでしょ
岩上安身氏 はい
孫崎享氏 もっと重要なのはね、これ、調べていただければいいんだけど、この(ロシアがウクライナに侵攻した)24日(の次の日)25日に、高市さんが言ってるんですよ
岩上安身氏 うん、直後にね。
孫崎享氏 うん直後に。
岩上安身氏 ああ
孫崎享氏 それで、「今、岸田さんは、あー、こういうような形で言ってるけれども、まだ生ぬるいと。もっと強硬な姿勢を出すことを望む」と言ってる。この段階で。
岩上安身氏 安倍総理が少なくともロシアには事情があるんだと、で、東方拡大のことは心配してたんだと、国を守る、ということじゃないかと、こう、理解を示しているわけですね。そして、その理解というのは、歴史的な事実に基づいてますよ、全くのでたらめではないですよ。全くで、あの、解釈としても穏当だと思います。バランスの取れてる解釈だと思うんだけど、そんなことは無視して、あの高市早苗が、チルドレンだったはずなのに。
孫崎享氏 そう
岩上安身氏 うーん
孫崎享氏 そう、そこが問題なの、要するに、高市早苗さんっていうのは、森さんと安倍さんに
岩上安身氏 引き立てられたと
孫崎享氏 引き立てられて、今日のポストを取ったと思われてるわけ。思われてるわけ。
岩上安身氏 はい
孫崎享氏 そうじゃないのよ
岩上安身氏 違うと
孫崎享氏 ね、だって森さんは、その後もう最近ね、
岩上安身氏 あ、言ってますよ。
孫崎享氏 言ってるから。
岩上安身氏 まともなこと言ってるんですよ。ロシアと
孫崎享氏 これも、ロシアは負けることはないし、このように突っ込んでいいかって言ってるの
岩上安身氏 そうそう。いやいや、あの森さんでなかったら、もう本当に、言うとおり、おっしゃるとおりですよ。ロシアがね、消えてなくなるなんてありえないんだから。
孫崎享氏 そうするとね、安倍さんと、自分のね引き立ててくれた安倍さんと森さんの言うことと、彼女は知ってるはずだから、それを全面否定をここでやってるんですよ。
岩上安身氏 うーん。しかも森さんの時代から、あの、ロシアとの関係を良くしようと、で、プーチンとの関係も作り、それをバトンタッチしてきて、で、プーチンも、あの、森喜朗どうだ、元気にしているか、みたいなことを言ったりしている。というような、つまりまあ、いわゆるマンツーマンの人間関係も存在している。
森喜朗氏「こんなにウクライナに力入れていいのか」→官房副長官「ロシアの侵略は暴挙」「引き続きウクライナを支援する」(Business Insider Japan、2023年1月26日)
そういうようなことも全部含めて、森さんとか安倍さんが比較的にまともなことを言おうと思ってたら、そんな声なんかもうあげさせねえ、って感じの勢いで潰していくわけですね。
孫崎享氏 そう。
岩上安身氏 そういう声をまず先にあげて、そして
孫崎享氏 だからここで、どの政治家が何を発言したかっていうのを見たら、面白い。
岩上安身氏 だー、でも言いたいから 横並びで
孫崎享氏 喋ってる
岩上安身氏 いや喋ってるっていうか、党の声明とか、あの共産党含めてダメダメですよ。何度も僕言ってますけど、ゼレンスキーの国会でのビデオ演説にね、志位さん行って、この、これ(拍手)やっちゃだめでしょ、って。
孫崎享氏 ということで、まあ、そう、それは、そっちの方のがあるんだろうけれども、でも政治家が、
岩上安身氏 一番冒頭で言った左派リベラルが、全然、批判勢力になってないじゃないか、っていうのは、それに象徴されるじゃないですか。
孫崎享氏 そう。ということで、この(2022年2月24日ウクライナ侵攻からの)1か月の動きを見ると、日本っていうものが、ね、安倍さんっていうのは、繰り返すけどもこの時点で日本で一番、政治的に力を持っている人、
岩上安身氏 間違いないですよ、間違いないです
孫崎享氏 その人が明確に言っていること、それが消えてしまって、ゼレンスキーだけ聞くという、この1か月でやれる、この力、
岩上安身氏 アメリカ以外にないですよ、そりゃ
孫崎享氏 っていうことが、考えなきゃいけない。
まとめ
- 2024年アメリカ大統領選挙の民主党候補の大本命であるロバート・ケネディ・ジュニア氏は、CIAがジョン・F・ケネディ大統領の暗殺に関与したと強く主張しているが、その原因は「ケネディ大統領がベトナムへの米軍投入を拒否した」ことと関係があると言っている。
- 孫崎享氏は、安倍元総理の銃撃事件について、まず銃創から山上容疑者が犯人ではないことについては議論の余地がないことを示し、次に、高市早苗氏が森元総理と安倍元総理の意向を全面否定してウクライナ戦争を支持している点から、アメリカの関与を指摘している。
- 岩上安身氏のこのYouTube番組では、NATO勢力の都合により、当時間違いなく実力をもっていた安倍元総理の言論が「消された」ことが示されている。